sigma bond
シグマ結合
名詞
複数形: sigma bonds
sigma bondは、化学結合の中で最も基本的かつ強力な結合形式の一つです。2つの原子軌道が核間軸上で正面から重なり合うことで形成されるため、電子密度が結合軸に沿って対称的に分布しているのが特徴です。単結合のすべてはこのsigma bondであり、非常に安定した結合状態を作り出します。
パイ結合との決定的な違いsigma bondを理解する上で重要なのが、pi bond(パイ結合)との対比です。sigma bondが正面からの重なりであるのに対し、pi bondは平行なp軌道が側面で重なり合うことで形成されます。そのため、二重結合や三重結合においては、まず1本のsigma bondが形成され、その後に1本または2本のpi bondが追加される構造になります。一般的にsigma bondの方が重なりが大きく、結合エネルギーが高いため、より強固な結合となります。
回転の自由度と分子構造sigma bondの大きな特徴は、結合軸を中心とした自由回転が可能であることです。この性質により、分子内の原子グループは異なる向きに配置されることができ、それがコンフォーマーと呼ばれる異なる立体構造を生み出します。一方で、pi bondが含まれる二重結合などは回転が制限されるため、分子の形状が固定され、シス-トランス異性のような立体化学的な特性が現れます。
意味
名詞シグマ結合
原子軌道が正面から重なり合うことで形成される共有化学結合であり、核間軸に沿って電子密度が円筒状に分布している状態のこと
The carbon-carbon single bond in ethane is a sigma bond.
エタンにおける炭素と炭素の単結合はシグマ結合である。
関連語
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